モナ・リザを描いたルネサンスの天才――そう聞くと、どこか「偉人伝」みたいに感じてしまうけれど、レオナルド・ダ・ヴィンチって実はめちゃくちゃ謎めいた人物なんです。
中でも私がこっそり気になっているのが…「え？もしかして女性だった説、あるの!?」というロマンに満ちたうわさ。
もちろん、史実では“男性”とされています。
でも、当時の記録や描かれた姿を見ていくと、ちょっと不思議な点がたくさん出てくるんです。
今回はそんな“中性的で美しき天才”ダ・ヴィンチに迫りながら、彼の人生のなかにちらつく「性別を超えた魅力」の秘密を、やさしく深掘りしてみます♥
レオナルド・ダ・ヴィンチは女性だった？女性説の真相
「ダ・ヴィンチって…もしかして女性だったかも？」というウワサ、聞いたことありますか？
これは実は、現代になってからごく一部の作家さんや思想家が唱えはじめた、とってもロマンあふれる“仮説”なんです。
きっかけになったのは、レオナルドのあまりにも中性的で繊細な感性、そして独身を貫いたミステリアスな私生活。
さらには、彼が描く人物像の中に見える「性を超えた美」…まるで乙女ゲームの攻略キャラのような妖しい魅力を放っているんですよね…！（いや本当に！）
実際に、15世紀末のフィレンツェでは、24歳のときに“男性への同性愛”の容疑で訴えられた記録も残っています（結果的に不起訴）。
このあたりから、「レオナルドって、そもそも性別の枠にとらわれてなかったんじゃ…？」という解釈が生まれたようです。
とはいえ、信頼できる史料（ヴァザーリの伝記やレオナルドの自筆ノートなど）では、彼はあくまで“男性”として記録されており、女性だったという物的証拠は一切見つかっていません。
つまりこの「女性説」は、事実というよりも、“ダ・ヴィンチの中性的魅力が生んだ美しき妄想”という位置づけ。
でもこの妄想こそが、歴史オタクのときめきを刺激してくれるんですよね…！♥
若き日のダ・ヴィンチは中性的な美少年だった？
レオナルド・ダ・ヴィンチの肖像といえば、白髪に長いひげをたくわえた賢者のような風貌が思い浮かぶ方が多いかもしれません。
でも、彼が若かった頃の姿についての記録には、ちょっと驚きの一面があるんです…！
16世紀の伝記作家ジョルジョ・ヴァザーリは、レオナルドを「容姿端麗で、気品に満ち、人々の注目を集める存在だった」と記しています。
もちろん、これはヴァザーリ自身の主観が反映された記述ではありますが、当時の印象として「美しき青年」として知られていた可能性は高そうです。
さらに一説では、若いレオナルドはピンク色のチュニック（上着）を好んで着ていたともいわれています。
当時の色彩感覚は現代と異なる部分もありますが、そのような選択に“独自の美意識”が感じられるという点で、彼の人物像に興味が湧きますよね。
また、彼の描いた人物像――たとえば《洗礼者ヨハネ》や《天使の頭部》など――には、現代の私たちから見ると「性別を超えたような神秘的な美しさ」が感じられます。
これもまた、レオナルドが“美”に対してどこか独自の感覚を持っていた証なのかもしれません。
こうして彼の姿や作品を重ねて眺めてみると、「ダ・ヴィンチって中性的でミステリアスな魅力があるよね…」と感じるのは、きっと私だけじゃないはず。
500年を越えて、私たちの心をくすぐる存在――推したくなってしまう気持ち、分かってもらえますよね？♥
ダ・ヴィンチの恋愛観――なぜ生涯独身だったのか？
ダ・ヴィンチが残した膨大なノートや作品をどれだけ読み漁っても、出てくるのは発明、人体解剖、鳥の飛び方、川の流れ、植物の形……えっ、恋の話題がほぼ無いんですが！？
実際、レオナルド・ダ・ヴィンチには結婚歴が一切なく、恋愛関係の記録もほとんど残されていません。
しかも彼の自筆ノートの中には、女性や恋愛について語った文章は非常に少なく、情熱的なラブレターのようなものも一切出てこないのです。
唯一少し話題になるのが、24歳のときに“同性愛の容疑”で告発された事件。
これは他の数名とともに「美しい若い男娼と関係を持った」とされて訴えられたもので、証拠不十分のため不起訴になっています。
この件をきっかけに、「ダ・ヴィンチは同性愛者だったのでは？」という説が広まりました。
とはいえ、これは確証のない仮説の域を出ていません。
ただ、彼がその後も一度も結婚せず、生涯を通じて若い男性弟子たちと強い信頼関係を築いていたことは事実。
代表的なのが、“サライ”と呼ばれた美少年の弟子。
彼はダ・ヴィンチの作品にも登場していると言われていて、レオナルドの最後の遺産を相続した人物でもあります。
これらを見ていくと、ダ・ヴィンチにとって「恋愛」よりもずっと大切だったのは、芸術と知の追求、そして“美の理想像”を追い求めることだったのかもしれません。
ある意味、彼は現代で言う「恋愛より推しに全振り」タイプの人だったのでは…！？そんな妄想もはかどってしまうのです♥
ダ・ヴィンチの性格と「性別を超えた天才性」
レオナルド・ダ・ヴィンチの性格って、よくよく調べてみると本当に不思議な魅力に満ちているんです。
まず驚くのは、彼が極度の観察魔だったこと！
鳥の羽ばたき、水のうねり、筋肉の動き、さらには人の表情やしぐさまで……「ねぇ、どこまで見てるの？」ってレベルで、あらゆるものをスケッチに残していました。
しかもその一方で、めちゃくちゃ感受性が豊かだったと伝えられています。
レオナルド・ダ・ヴィンチの動物への優しさは有名で、「鳥を閉じ込めたままにするのはかわいそう」と、市場で売られている鳥かごを買い取っては解放していたというエピソードも（まるで絵本の主人公のよう…！）。
こうした繊細さと、冷静な観察力が共存しているところに、彼の“性別を超えたような人間性”が現れている気がしませんか？
実際、彼のノートや手稿には、「私はどの学問もすべて結びついていると信じている」というような記述が見られます。
芸術・科学・自然・哲学――すべてがつながっていて、そこに“美”があるという信念。
そして何より、レオナルド自身が「自分のジェンダーや常識に縛られない感性」の持ち主だったからこそ、あの中性的で神秘的な人物像が次々と生まれたのかもしれません。
まさに、天才は性別さえも超えていく――そんな感覚を、レオナルド・ダ・ヴィンチは500年越しに教えてくれている気がします♥
まとめ：美しさも才能も、性別の枠にとらわれない
レオナルド・ダ・ヴィンチが本当に女性だったかどうか――その答えは「いいえ」かもしれません。
でも、彼が“男性”という枠の中だけでは語りきれない存在だったことは、間違いないと思うのです。
中性的で美しく、誰よりも繊細で、誰よりも知的。
芸術と科学を結びつけ、美と知を探究し続けたその姿は、まさに「ジェンダーを超えた天才」と呼ぶにふさわしいもの。
しかもその魅力は、ただの偉人というだけじゃありません。
500年の時を経ても、私たちオタク心に刺さり続ける“ときめき”の化身なのです♥
「レオナルドって、本当に不思議な人だったなぁ」「こんな人が本当に実在したなんて…」そんな気持ちを抱きながら、彼の作品や残された言葉に触れるとき――
もしかしたら、レオナルドは私たち一人ひとりにささやいてくれているのかもしれません。
「美しさも、才能も、性別も――すべてを超えて、自分の好きなものをとことん愛しなさい」と。
