「河内晩柑」と「宇和ゴールド」は同じ品種です。
「宇和ゴールド」は愛媛県で栽培さている河内晩柑の「ブランド名」です。
河内晩柑は「栽培される土地」や「出荷される農協」によって違うブランド名があります。
【河内晩柑の名前の例】
- 宇和ゴールド
- 愛南ゴールド
- 美生柑(みしょうかん)
- ナダオレンジ
- ジューシーフルーツ
- 夏文旦
- 天草晩柑
- サウスオレンジ
など…

名前は違っても、品種は「河内晩柑」です。
「河内晩柑の味」や「皮の活用法」などをご紹介します。ご参考にしてください。
河内晩柑(宇和ゴールド)の味
河内晩柑は時期によって味が変わります。
【4~6月中旬】糖度酸味が高い濃い味わい。果汁が多くジューシー。初期の頃は皮を剥いただけで果汁がしたたり落ちるほど。
【6月中旬~7月中旬】糖度・酸味・果汁が少し減るがバランスの良い味。果肉が柔らかくなる。
【7月中旬~8月】適度に果汁が少なくなりプチプチした食感になる。さわやかな味。
基本的にはグレープフルーツのような清々しく(すがすがしく)、さっぱり爽やかな味わいですが、果肉には苦味はほとんどありません。
苦いのは、皮と実の間にある白い部分です。

白い部分は苦いですが、「ポリフェノール」が豊富に含まれているので一緒に食べると健康にも一役買ってくれます。
河内晩柑の皮の活用法(レシピ)
肉厚の皮はたくさんの活用法があります。
- ピール
- マーマレード
- ドレッシング ※すりおろした皮+果汁+オリーブオイル+お好みで砂糖・塩・コショウ+酢
- 酢漬け ※千切りにした皮を果実酢+蜂蜜+塩少々で瓶などに3日~2週間ほど漬ける(サラダ・酢豚・すし酢の中に入れても美味しい)
- 塩漬け ※みじん切りにした皮を塩にまぶす(薬味として使える)
など…
河内晩柑の皮を「はちみつ漬け」にし、鶏肉や野菜と合わせて「タイ料理風」にもできます。
また、すりおろした皮と果肉を合わせて「河内晩柑ソルベ」などもできます。
レシピはクックパッドも参考になります。
河内晩柑の皮を利用したピールの作り方の動画もあります。
皮を3日間水に漬けるなど、手間もかかりますが美味しいピールが出来上がります。
丁寧に作り方を説明されているので、わかりやすいです。

動画を参考に河内晩柑ピールを作った方から「美味しくできた」とのコメントもありますよ。
河内晩柑の剥き方・食べ方
河内晩柑の剥き方・食べ方は「のま農園」さんの動画がとても参考になります。

食べやすくする剥き方、半分に切ってスプーンでくり抜く食べ方、きれいな盛り付け方のご紹介もあります。
河内晩柑と宇和ゴールドは同じ品種
「河内晩柑」と「宇和ゴールド」は、名前(呼び方)が違うだけで同じ品種です。
河内晩柑が栽培された土地、出荷される農協などによって、愛称(ブランド名)が違うだけです。
河内晩柑には、「宇和ゴールド」以外にも違う名前があります。
- 宇和ゴールド
- 愛南ゴールド
- 美生柑(みしょうかん)
- ナダオレンジ
- ジューシーフルーツ
- 夏文旦
- 天草晩柑
- サウスオレンジ
など…
河内晩柑は収穫時が長いため、出荷される時期によって味が変わります。
4月頃は果汁が多く「最もジューシー」。
7月~8月は徐々に果汁が少なくなりますが、果肉が適度なプチプチ感となり「さっぱりした味わい」になってきます。
河内晩柑は果肉だけでなく、肉厚な「皮」も活用できます。
ピールやマーマレード、酢漬け・塩漬けなどで皮も美味しくいただけます。
皮と果肉の間の白い部分には「ポリフェノール」がたくさん含まれているので、苦味が苦手でない方は利用してみてください。